「Stardust 3」


 
「Stardust3」
EXEファイルを実行すると、C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Stationery\ayanao\sample\stardust3\に雛型が解凍されます。



ねえ 知ってる?

星降る夜には 奇跡が起きるって


ある日 こんな星降る夜  空に吸い込まれてしまいそうと思いながら 星を眺めていると 

突然 地面が グラッっと揺れたんだ。   グラグラグラ!

あっと言う間に 僕は夜空に吸い寄せられていったんだ。

突然に 信じられない事に 天と地は入れ替わっていたよ。

僕は暗闇の空にふわふわ浮んでいて ずっと下の方に キラキラ輝く 星の海が見えるんだ。

思わず 綺麗〜〜!って口にした瞬間 急に体がストーンって落っこちて 星屑の砂の上にドスンって着地。

火花のように 星屑たちが跳ね飛んだ。

すぐ側を 天の川が いっぱいの星屑を湛え キラキラ輝きながら流れていたよ。

あいたたた!

思うまもなく 頭上に また ひゅーーーん って音が近づいて すぐ側に ドスンって なにか降ってきた。

あいたたた!

数秒前に 僕が口にした言葉が 復唱される。

くしゃくしゃ 頭をなでながら 涙目で顔をしかめる少女は 初対面なのに なぜか 懐かしい想いがして 

大丈夫?って 覗き込んだ僕に キミは 頭から星のシャワーを浴びせかけたんだ。

イタズラっぽく笑う瞳に 星屑がキラキラ舞っていた。

それから ふたり まるで子供のように遊んだね。

星の砂浜を 転げまわって 戯れて でも 楽しい時間って すぐに過ぎるんだ。

それは この世界でも 変わらなかった。


向こうの空が 薄っすらとベールを剥ぐように明るくなっていく。

僕達は 体中についた 星屑を 払いのけるのに夢中になった。

キミが パンパン 服をたたくと 線香花火のように 星屑が煌きながら落ちてった。

僕は 腕をブンブン回して ネズミ花火〜!って おどけてみせた。

最後に 髪の間にはさまった星屑を 取っこしていると

キミはまた イタズラ目になって そっと唇に指をあてて ウインクしたんだ。

そう 星達に悟られないように そ〜っと 内緒で 星の欠片ひとつ ポケットにいれたんだ。

そうして もうひとつ 僕の胸ポケットに。

きっと これはルール違反なんだって思いながら  でも 大事そうに 僕は 胸を手のひらで押さえていたよ。

丁度 その時だった。

また 急に地面は揺れ始め キミと僕は まるで スーパーマンのように 暗闇の空に飛び上がったんだ。

正確に言うと 空から地上に落っこちてきたわけなんだけどね。

落っこちてきた場所は いつもの丘で しばらく待ったけれど 君は落ちては来なかった。

キミもキミの場所に帰ったんだって思った。

ポケットから取り出した星の欠片・・・・  きっと また どこかで 逢える

勇気が出てきたよ。




星達の奇跡 ・・・・    キミは 信じられるかな?