古代より 時の流れの対岸で

咲き継がれている 清き花

さくら・・  千年桜


幾重に織りなす 時代のうねりに

はらはらと 花びら舞わせ

時を紡ぐ 機織り人


薄墨色の岸辺に

そっと たたずむ あなたの影が

時折のつむじ風で

一瞬 浮かんでは また消える


その憂いをふくんだ瞳の奥は

時の流れの その先を

見据えているのでしょうか


歴史の淵にたたずむ

時の番人・・  千年桜



ああ・・・・

どうか このまま 永遠に

空の碧さが続きますように


どうか このまま 永遠に

春の喜びが 訪れますように