おぼろ月夜の春の宵

あなたの鼓動だけが

時を刻む ..... そんな夜


はらはらと舞う桜の下で

このまま  ふたり

そっと寄り添っていられたら


白い雪に埋もれるように

薄紅色の花びらが

ふたりの姿を 隠してくれるでしょうか.....


冷たい雪に 意識が薄れゆくように

あなたの体温以外

なにも感じられなく なれるのでしょうか.....



幾重にも 影を落とした

おぼろ月橋を渡れば


やっと たどり着ける

永久の世界に・・・・・・・