冬が来るまでの

わずかに 残された時間



急ぐように

夢みるように

焦がれるように

じりじりと 熟してゆく



暖かな 朱色の内に

燃える 緋色が

青空に透けて

ゆらめき ゆれる





ああ.....  願わくは


内なる想い 秘めたまま



そのままで



そのままに




地面に 落ちるまで...........